「実家とのお別れ」
2013年1月13日、生まれ育ち思い出がたくさん詰まったこの地に、最後のお別れに行った。
奇しくも、震災当日また3月17日に駆け付けたあの日と同じように悲しい雪が降り積もっていた。
実家跡地は外溝のみが残され、内側の基礎が解体されいた。
チリ地震津波を経験していた母が津波対策にと、ご近所よりも高めに土盛りをして基礎を造っていた。
しかし、今回の巨大津波は母の、そして人類の想像を遥かに超えた高さで牙を剝き町を、母を、そして多くの人々を、すべてを飲み込んでいってしまった。
この映像をみた瞬間、胸が締め付けられたがこれも復興への第一歩と自分に言い聞かせ別れを告げてきた。
故郷の一日も早い復興を祈る。